本をまあまあ読んだ
最近読書を再開してる。
ざんざん(自分の中での話ね)、読書することをあまり特別視したくないとか読書に救われるとか言いたくないと思っていたのに、いざとなったら自分に跳ね返ってきて因果(?)を感じる。何かに疲れると活字を読みたくなる。よく本好きの人が本は孤独な人の見方だとか本はあなたに寄り添ってくれますとか、そういう読書することを特別な目で見るのが好きじゃない。でも現実に読書によって、自分の気持ちを落ち着かせて余白の時間ができていることに有難いことだなーと思ってしまい、それで先人たちの言葉を思い出してしまった。というかSNSから離れたかったんだと思う、単純に。で、手っ取り早いのが読書だったっていう。
・葉桜の季節に君を想うということ
ネタバレします。
unlimitedでめちゃくちゃおすすめされてて、本屋でもどこでもお勧めされてるから気になって何の情報もいれずに読んでみた。個人的には帯の「最後の一節が見逃せない」的な情報はいれないほうがいいのでは…。確かにタイトルには掛かってくるけど、最後まで読んでくださいね~的なよくある煽り文句なのかな。殺戮に至る~なんかは本当の意味で最後の一節でどんでん返し的な叙述トリックだったからわかるんだけども。これもいわゆるどんでん返し系のやつだった。まったく情報を入れず読んだから、あるタイミングから一気に視点が切り替わる感じが面白かった。ややハードボイルドな感じの主人公で、久々に信頼できる語り手だった(最近信頼できない語り手のものばかりに触れてたから)描写次第で、鮮やかに視点が変わるもんなんだなーと。見る見る情報が勝手に上書きされてく様が面白かった。とにかくやられた、という気持ちになった。
そして、過去話で苦い思い出を語りつつ、自分の因果応報というべきかその構図に同じく当てはまってしまう主人公とヒロインの関係性が好きだった。醜悪な事件が蓋を開けてみれば人が他人を想う故に起こってしまった悲しい事件だったっていうのが遣る瀬無い感じ。作中の情報だけで見れば、ある女には情状酌量の余地はないんだけども、そこはそうなってしまうだけのその人なりの地獄があったのだろうと思う。情報だけ照らし合わせて、1か100か、白か黒かは割り切れない。現実にも言えるけど。最後が思いのほか希望のある形で終わってくれてよかったし、読者的にも切っても切れない生活の話だったから、今後の生きていく中で前向きなエールを送られたような気持ちに。これぐらいできる体力があるといいんだけども。
超有名なタイトルの古典SF小説。
1/3程読んで、概念要素と突飛な設定、そして中々に脈絡のない展開続きで最初はきつかった。原文を読んでないからあれこれ言えないけど、翻訳にやや癖があるかも。会話の繋がりが見えづらく、話者も誰なのか分かりにくい。とにかくこうだろうという脳内補完が必要でついていくのがやっと。でも不思議ことに、1/3を読みおえる辺りで異様に面白くなってくる。なんなら冒頭はWikiとか見て噛み砕けばいい気がする。最初はまっっったく共感できなかったバウンティ・ハンターのリック(主人公)が標的のアンドロイドを不憫に思い、殺すのを思いとどまる話。ざっくりと言えば。
ネクサス6と呼ばれる超高性能のアンディたちが、人間に擬態してあの手この手で襲ってくるんだけど、それがもうほとんど人間モドキというよりもう人間じゃんっていう皮肉が聞いてて面白かった。それに、フォークト=カンプフ感情移入度検査法と呼ばれる人間とアンディを見分ける検査があるんだけど、作中でこの絶対性が崩れそうになるほど、人とアンディとの違いは一体?と浮彫りになる問題提示もよかった。あまりに人間染みたアンディと人間性を失った人間。その多岐に渡るグラデーションの中、はっきりさせるのは難しいように思う。放射能の灰が降り注いで、生物が死に絶えていく終末世界的な面もあって、ほとんど動物が息絶えた世界で生きた動物は高額取引され、人々は心の拠り所のために動物を飼うっていう設定も好き。そして「生きた」動物は高額だから、機械で動く動物を生きている風に見せて飼っている人も多々いる。面白いのが、故障しそうになると動物よろしく具合の悪いモーションに切り替わるところ。人とアンディとの対比すぎる。夢中になって読んだ。おすすめ。
プリズム
昔読んだモンスターとは、対となる作品らしい。確かに。
解離性同一性障害の男性と主人公が恋をする話。ざっくりというと。
後書きにとんでもない量の参考文献があるとおり、かなりその症状について細かく書かれてる。私としてもかなり小説を通して理解が深まった。精神医学の話はオカルト的で都市伝説的でもあった。多重人格という病があるならば、その過去にも別の異名で症例があるはずなのに見受けられない。狐憑きやシャーマン、イタコなどがその異名にあたるのではないかとか。そういう先生との対話のシーンが好きだった。
メイン?であるの恋愛描写はちょっと好きじゃなかったかな…。多分、テーマを投げかけたかったんだと思う。交代人格を持つ人とそうじゃない人、そこにはどういった違いがあるのか?普通に生きている人々にもいくつもの顔があって、誰にも言えない隠し事だってある。病気じゃなくても心を守る心理的防衛機制が働いたりして、人間の心はただでさえ複雑だ、的な。主人公が1日ごとにコロコロと主張を変えまくるから、読んでる方としては???となった。
単純じゃない心の機敏みたいなのを描写したかったのかもしれないけど、最初主人格に寄り添ってたのに、交代人格に恋してからその人以外どうでもいいと言わんばかりの態度が恋愛脳というか自己愛が強すぎるように映った。恋愛小説だから仕方ないんだけど、恋愛要素が少し残念。
買ったもの

ラリンのキャンドル、オリーブアンドバーバス🫒元々買うつもりだったものだけ買おうと思ったら、あと700円でハンドクリームもお付けできます^^って言われて流されて買ったやつ。人生初キャンドルだから、ドキドキしながら火をつけたけどディフューザーほど香らない…というか一年中鼻炎だから匂いがよくわからなかった。インテリアになりそう。使い終わったら入れ物に使えるかも。

女児御用達ショップ、キディランドa.k.a.ちいかわらんどに行ってきた。立地的には大きなおともだちが沢山いた。流石老若男女愛されてるキャラクターなだけある。ちいかわが人気すぎて、キディランドってよりちいかわらんどに吸収合併されたみたいな感じになってたもんな。基本的にその風貌に合わせた可愛らしいグッズがほとんどなんだけど、たまにナガセンのテイストが滲み出てるグッズがあるから見逃せない。ちいちゃんはうまく喋れないから難色を示すときにこの顔するんだけど、このミミズみたいな眉毛すこ、フ‼️じゃねんじゃ 私はちいかわ族のハイスペことうさぎ推しなので、うさぎのもちころを買った。𝓛𝓞𝓥𝓔…
太陽がいっぱい
前期の学校課題に追われてて最後まで読めてなかった本をようやく読み終えた。パトリシア・ハイスミスの小説『太陽がいっぱい』
Wikiでは、ジャンルがサイコスリラーとして書かれてたけど読後の印象はちょっと違う。サイコと言う程主人公のトム・リプリーが普通から逸脱してるようには感じなかった。犯罪小説(ノワール小説、暗黒小説、ピカレスク等色々な読み方があるらしい)だから、共感できてしまったらマズいんだけど、基本的にトムは自分には何も無いけど成り上がりたい、他人より優位になりたい、愛されたい、といった根源的な欲求を抱えている。この辺は割りかし一般人でも感じ得る感性だなと思って、同情するような気持ちで物語を追ってた。加えてトムは相手にとっての理想の相手として、いい顔をするのが上手い。そのせいで、完璧な人格として振る舞い続けなければならないことに自己嫌悪に陥る場面なんかは不憫に見えて可哀想なぐらいに映っていた。ただトムは一般人より、少しばかり口が上手く、突発的なひらめきから筋道を立てて行動する力を持っていた。もう後には戻れないと悟った時には、真実だと信じて疑わないほどに自分の作り上げた虚構の上で、他人を鮮やかに欺く。読み進めていくと、危ない吊り橋を幾度も渡って読んでいるこっちが生きてる心地がしなくなってくる。作中のトムも憔悴しきって、なんでこんな事をしているんだ?と我に帰り、心底後悔するシーンがある。今頃皆と仲良くやれてたんじゃないかと夢想する場面は切なかった。犯罪者はトムのはずなのに不思議と肩を持ってしまいそうになる。完璧ではないその器用貧乏さが、どことなく憐憫を誘うのかもしれない。
原題はThe Talented Mr. Ripley - 才能あるリプリー氏。邦題より原題の方が単刀直入で分かりやすいけど、そのまんま過ぎるから邦題を変えたのかな。原題を知りつつ序盤を読み進めていくと、割と展開を予想できそうだから。どんな小説でも、先がある程度予想できてしまうと興醒めする。特にこの作品は藻搔いてるトムに共感はできるかどうかは置いといて、追体験しながら読み進めていくスタイルだから、先が読めてしまったらその特色が失われてしまう。邦題の『太陽がいっぱい』って結局どういうことなんだろうって読み終わってから思った。邦題はリプリーを取り巻く環境を指してそう。作中で実際にある海や街中の情景がたくさん出てくる。日本と違って季節が激しく変動しないから最初から最後まで、太陽の強い日差しが頭上に感じられるような小説だった。
作者のハイスミスは、自分の書いた小説をサスペンスとジャンル化されるのが好きじゃなかったらしい。言いたいことはわかる。作者が執筆している間、自分の手から離れてトムが勝手に動く感覚があったとあとがきに書いてあった。そうなるとこれはトムの回顧録のようなものなんじゃないかな。この小説から生まれた言葉で、リプリー症候群というのがある。自分で作った嘘を真実だと信じ込んでしまう人のことだ。日本にも嘘から出た実と言う言葉があるぐらいだから、善悪を抜きに考えるとやっぱりそういう才能なんだろうし、色眼鏡をかけると人格障害として映る。
覚え書き
何でもかんでもやったら、やりっぱなしがデフォなんだけど流石に家人に怒られるのでとりあえず、見た目だけは人並みにはやってる。まあそれは外的なものだけに留まってて、内的な事柄は本当に放置に等しい。だから、せめてやった事ぐらいはブログに書いていこうと思う。ボケ防止。
・奥底で眠っていた大量のネイルパーツを使ってジェルネイル
お店でジェルネイルって本当に敷居が高くて。値段もそうだし、ずっと店員さんと手を握られながら何かしら話すって面倒くさい。行ったら行ったで楽しい時もあるんだけどね。プロのジェルネイルだから頑強で自分でオフするのも大変。なら、自分でやれば良く無い???ってなってジェルネイルとパーツを大人買いした。買った当時は働いてたから、中々する暇もないしデザインも無難にしなきゃいけない、で秒でやらなくなった。
今は無職だから、人目を気にしなくて済んでるし何より心の余裕が出てきたのが大きい。爪がキラキラしてるのってアガるよね。爪が綺麗だと仕事の効率も上がるらしい。本当か?
ネイルポリッシュとか塗りやすくてすぐ乾くものを使ってたら、ふとジェルネイルの存在を思い出して今日チャレンジしてみた。まー、時間は掛かったけど、ポリッシュと違って塗って気に食わなければティッシュオフすれば良いから気が楽。とはいえ難しいんだけど…プロみたいにツヤツヤはなかなか上手くいかない。何とか、トップコートの艶で誤魔化しつつ更にチップの素材でムラを隠すとそれなりに見えてちょっと楽しい。コーティングジェルなんかも買ってあって(もちろん未開封)パウダーポンポンして粒子の細かいラメを上乗せするとそれってぽくなって自爪が高見えする。ええやん。

・玄関前でケセランパサランの綿毛を発見
ケセランパサランって何?って感じなんだけど、謎の綿毛としか知らなくて割とメルヘンな物体と思ってた。これを機に調べたら民間伝承で伝わるふわふわでもこもこの変な生き物らしい。割と存在のノリがマリモに近しい。私はそれを婉曲させて、何かの不思議な植物の綿毛だと思っていた模様。
スペイン語の「Que Será, Será(ケ・セラ・セラ)」が語源だという説
「袈裟羅・婆裟羅」(けさら・ばさら)という梵語が語源だという説
Wikiから参照、色々名前の説があって面白いなーと他のサイトも読み進めてたらいつの間にか正体を掴んでしまった。どうやらアメリカオオアザミの綿毛らしい。
正直ちょっとショック。全然地に足ついてるよな、なんならその辺に植ってるよな?って。まだ聞いたこともないような植物だったら育ててみようかなと思えたけど流石にオオアザミは育てる気せん。外来種だし。外来種=悪と決めつけるのは尚早なんだけど、同級生が一緒に遊んでる時道端の外来種を同定しながら引っこ抜いていく姿がいまだに忘れられない。
・ちょっと高めの塩を複数買って食べ比べ
なんで塩?ただの出来心。トリュフ塩、ヒマラヤ岩塩、外国の海で採れた塩、日本産塩、日本塩にシイタケエキスとホタテエキスを混ぜたもの(これクッッッッソ美味しい)当たり前だけど、純度100%で他何も入ってない塩はパッケージに豊かな味とか◯◯に合うとか色々書いてはあるけど、198円の塩の塩味とはそこまで差はないかな…。強いて言えば、お高めの塩のが塩気が尖ってる感じはしないかも。本当に微細だけど。もしかしたら料理の味に影響があるかもだけど、まだ体感できてない。まあでも安い塩とオリーブオイルかけてサラダ食べるよりかは、少し高めの塩でサラダ食べた方がQOLは上がってる気がする。たっけえオリーブオイル(マジで美味い、ルクレツィアみたいなオシャ過ぎる名前をしている)だから安塩に添えるのが申し訳なく思ってたから結果オーライ。知らないフリして家の塩を新しくしたけど、気づかれていない模様。家人はシイタケが駄目なんだけど、シイタケエキス入りの塩にしたらどうなるかね。
・籍を入れた
母が赤飯を炊いてもってきてくれた。昔から赤飯が嫌いで、家人も(勝手にそう言うことにした)私も赤飯は苦手だから大丈夫よ、と電話でやんわり言ったんだけどお祝い事は赤飯が一番だから、と届けてくれた。久々に食べたら苦手どころか美味しかった。有り難い限りですね。私あるあるなんだけど、年取るにつれて味覚が変わりすぎるな、食べれることはいいことだけど。食べられないのパクチーと茗荷ぐらいかも。何かの書籍で読んだけど、昔は赤色のものが中々手に入らなかったから、有り難いものとして定着したとかなんとか。それに付帯して、魔除けとしての食べ物としても通ってたって。確かにお彼岸に赤飯をお供物にしてたかもしれない。お墓参りも全然行ってないな。なんせあるのが東北以北なもんで…